石巻市にある曹洞宗輝寳山洞源院での平成25年度ボランティアむらた研修会。住職の小野﨑秀通氏より「支え合うそして向き合う東日本大震災」を講演テーマにお話しをいただきました。
震災から3年たった今でも、高台にある洞源院から見る風景はまだまだ、復興への第一歩と改めて実感し、石巻市渡波地区の平成23年3月11日の様子からお話しいただきました。
震災が発生し、津波が押し寄せた時の地鳴りのような音、高台にある洞源院が避難所となったこと、避難所生活で約束事をきめ一人ひとりが確認したこと、リーダーを決めて避難所生活を送ったこと、一週間は避難所生活をしていても支援がなかったこと…。
一番多かった時には、400人の避難所となったこと。マスコミ等の情報からでは全く私たちの胸に飛び込んでこなかった被災地の現実を目の当たりにした会員からは、「改めて自分たちで何が地域でできるか」考えされた研修会だったようです。
東日本大震災が、残した爪痕はかなり大きく被災地一人ひとりの心まで奪ったと思います。しかし、我々がこの経験を心に受けとめ、次世代につなぐバトンにならなければいけないと思います。今回の研修をとおして、震災で見えた「地域力」を確認できたようです。